2024年9月3日火曜日

自立活動指導力向上

夏季休業中に実施した職員研修を紹介します。

7月26日(金)

昨年に引き続き、熊本高等専門学校 特命教授 福島勇先生をお招きして県内の教職員を対象に、オンラインで「肢体不自由のある児童生徒に対するATを活用した指導・支援」の研修を行いました。

講義では、実際の取り組みについて、たくさんの動画の紹介や事前に挙げていた本校の先生方の質問に対して、具体的な設定方法や福島先生の経験を含めたお答えをいただくことができました。先生方からは、「ICT機器を活用して、子ども達の『したい』をかなえられるよう、『お得』になるかを考えながら支援していきたいと思います。」などの感想がたくさんありました。



2部は、保護者、児童生徒も参加しての「ATを活用した指導・支援の体験会(視線入力やスイッチ教材)」を行いました。

学校にあるスイッチ教材や、先生方が自作した教材を、参加した児童生徒が保護者と一緒に体験したり、相談したりする時間となりました。

 

8月19日(月)

本校、非常勤講師の石川公久PT(筑波大学附属病院 理学療法士)による「セラピストとの連携、座ること」の講義と、「安全な身体介助、姿勢保持について」の実技研修を行いました。

「セラピストとの連携について」はグループで話し合う時間もあり、石川先生と意見交換を行うこともできました。

実技研修では、マットやバスタオルを使用し、安定した姿勢保持の仕方や、起き上がりの支援方法について学びました。お互いに介助しあうことで、学びの多い時間となりました。

 

822日(木)

シーティングスペシャリストの山崎泰広さん(一般社団法人国際シーティング自立支援協会)の講演会「シーティングで変わる障害児の未来」~快適性の向上、二次障害の予防、機能性の向上、自立支援のために~ では、国際標準のシーティング理論について学びました。

実際にシーティング用のクッションやバックサポート等を持参していただき、代表者が体験することもできました。

先生方からも、「2学期初めに担当する児童生徒の姿勢について確認してみたい。」との感想がたくさん上がりました。